昨日、「街コン」についてお話ししましたが、それに関連して…。
外国人は
「出会いをセッティングしてもらうなんて×!自分から声をかけてチャンスをつかまなきゃ!」
と言う声が多いと書きましたが、
加えて「出会い系」に関しては抵抗が少ないんだそうです。
そういうのが出会いのチャンスとして、割と広く認められてるんですね。
悪用する人が少ないのでしょうか?
日本では、この被害が後を絶ちませんね。
最近では高齢者を狙った悪質な手法が多いそうです。
福井県内の70代男性が昨年、約4500万円をだまし取られました。
男性は体の悪い妻を長く一人で介護されてきたそうです。
孤独な老々介護の果て、
「俳優志望の中国人青年への支援」を訴える内容のフリーメールを受け取り、
普段はすぐに削除するそうなのですが、その時たまたま興味が湧いて見てみたとか。
そこには、夢を追う若者への同情を誘い
「VIP会員になれば一時金1千万円と、月々数百万円の報酬が受け取れる」
というような文句があったとか。
それから4カ月間、男性は老後の蓄えをつぎ込み続け、果ては娘さんにお金を無心するようにまでなり、
そこで娘さんがおかしいと気づいて今回の発覚につながりました。
それでも男性はだまされたとは思わず、娘さんに連れてこられた県消費生活センターでも
「メールが届くから早く家に帰りたい」
と言っていたそうです。
1千万円以上の被害は10~12年度に4件続発していて、センターでは
「人生経験を若い人のために役立てたい気持ちに訴える『同情型』や、将来の生活への不安を狙う『利益誘引型』など、中高年向けに手口が変わっている。若者に比べ資産があり、被害額も大きくなる」
と危惧しています。
こういうのを聞くと、私は「仕事ってなんだろう?」
と考えてしまいます。
男性に送られてきたメールはきっと、文面巧みに男性の寂しい感情を優しく包み込み、
孤独を癒すものだったと想像します。
男性にとっては、孤独を癒してくれた存在には違いないのです。
だからたとえだまされたと分かっても、(ありがとう)という感謝の気持ちが大きいはず。
情は正悪でなく、自分にとってどういう存在なのか?に左右されますから。
そこにつけこんで、ただただお金のためだけに仕事としてメールを送り続けた業者には、
「いったいあなたたちの仕事の信念はなんですか!?」と問いたい。
「お金がすべて。そのためには手段もいとわない」というからには、
それなりの自分への報いがあるということを覚悟していなければならないでしょう。
参考URL:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000302-fukui-l18