岩手県陸前高田市は8日、東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」の復元で、
枝葉のレプリカの取り付け角度に不具合があったため、作業をやり直すと発表しました。
市によると、7日午後に市民から「一本松の立ち姿が以前と違うのではないか」と問い合わせがあり、
8日午前に職員と業者が調査。切り倒し前の写真と比べると、枝葉部分の様子が異なることが分かりました。
市は震災から2年を迎える11日を前に復元作業を終了させ、
22日には完成式典を開いて一般公開する予定でしたが、いずれも延期するそうです。
この「奇跡の一本松」復元には、市民から喜びの声がある一方、疑問の声もあるそうです。
中には、「二度と見たくないのに」という声も。
復興がなかなか進まず、住居と仕事が無い宙ぶらりん状態の中で、複雑な心境を抱える地元の人たち。
この一本松が、観光による経済効果で地元住民の生活を根付かせると同時に、
心も癒してくれる大木になることを期待します。
賛否両論ある一本松保存ですが、この木はこれから私たちが築いていくどんな未来を見ていくのでしょうか?
「奇跡の一本松」保存募金の協力が呼びかけられています。
詳細については、陸前高田市のホームページでご覧いただけます。
陸前高田市ホームページ:
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/ipponmatu/ipponmatu.html
ニュース記事参考URL:
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20130307-00000042-ann-soci
ニュース記事参考URL:
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030801002244.html