赤ちゃんがいらっしゃる親御さんは、赤ちゃんの日射病や熱射病など、ご心配だと思います。
車に置き去りにすることは厳禁ですが、ベビーカーにこもった熱でもかかることはあるらしいので、
この暑い時期は特に、家族で気をつけ合いたいですね。
日射病とは、
直射日光があたるような暑い所に長時間いた時に起こります。
汗をかいた脱水状態です。
体がだるい、頭痛、吐き気、めまい、低血圧などが起こりひどい時には失神します。
熱射病とは、
炎天下でなくても暑い所で遊んだり、スポーツしたりしている時に、不十分な発汗、体に熱がこもり、酸素欠乏によって起こります。
車内に子供を置いたまま離れない!閉めきったお風呂やサウナなどでも要注意です。
40℃以上の体温上昇、頻脈、意識状態の悪化、全身けいれん、最悪の場合死亡する事もあります。
以上の2点を合わせて熱中症と言います。
* 予防法*
気温や湿度が高い時間帯は室内でお昼寝をしたり、遊ばせるようにしましょう。
どうしても外出しなくてはならない時は日陰を選んであるいたり、ベビーカーにゴザなどを敷いたり(以前第7回のコラムで紹介しました)帽子や日傘などで直射日光を避けましょう。
こまめの水分補給をしましょう。長時間に炎天下などにいる場合は赤ちゃん用のイオン飲料などで水分だけでなく塩分やミネラルも補給しましょう。
こういう時は梅干や塩昆布のオニギリなど塩分を補給できる昼食をとりましょう。
運動前や運動中も、のどが渇いたと思う前(20分おきくらい)に水分補給をしましょう。
*熱中症にかかってしまったら*
風通しのよい日陰や冷房の効いた所に移しましょう。
衣服を緩め、冷たい水でタオルを冷やし体を拭きましょう。保冷パックや氷水などで後頭部や脇の下、太腿の付け根などをクーリングします。この場所はリンパがあるので早く体温が下がります。
意識がはっきりとしている時に限り、水分補給をさせましょう。(意識がもうろうとしている時は、気管に入り誤嚥(ごえん)しやすいので避けます)
顔色が青い、赤い、吐き気、失神などの症状がある場合は救急車を手配し、病院へ運びます。
赤ちゃんは体表面積が広く、体温調節機構も未熟な為、些細な事でも意識がもうろうとします。
また赤ちゃんばかりでなく一緒に外出するママもこまめの休養や水分、たまには一緒にお昼寝をするぐらいの日もあってもよいでしょう。
あとこの時期は水の事故も多いので、遊んだビニールプールはすぐ捨てるお風呂の水は汲み置きしない、洗濯機の近くに踏み台を置かないなどの家庭での事故に気をつけましょう。
引用元記事は、
こちらです。