同じ労働をするならば、時給は安いより高い方がいいですよね。
では、どうすれば時給が高くなるのか?
この答えは、
「『レアカード』になれ」
こう言われるのは、リクルートで働き、中学校の校長を務めた藤原和博さん。
「1万人に1人の存在になることは難しいことですが、100人に1人だったらかなりの確率でなれると思うんですよ。
例えば、パチンコをするのかどうか、電車の中で寝ているのか本を読んでいるのか。
こうした違いだけでも、2分の1、4分の1……となっていき、すでに25人に1人になっている。このように考えると、100人に1人になることはそれほど難しいことではないんですよね。
でもここで終わってしまうと、1万人に1人というレアな存在にはなれません」
なるほど、時間の使い方や意識を高く持って努力することが大切なんですね。
でもそれだけでは1万人に1人というレアな存在にはなれないそう。
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
「もうひとつの100人に1人になることが大切になってくるんですよ。
考え方としては『100人に1人×100人に1人=1万人に1人』ということですね。
ひとつの領域で1万人に1人の存在になることは、ものすごく難しい。
ところがふたつの領域を混ぜると、それほど難しくはありません。
掛け算をすることで1万人に1人の存在になる……これが情報処理力でもあるんですよ。
例えば、Aさんは『お笑い芸人になりたい』と思っているとします。
しかし、明石家さんまさんを越えるためには10万人に1人、100万人に1人の存在にならないといけません。
またAさんは『美容師にもなりたい』と考えているとします。
カリスマ美容師になるには、10万人に1人、100万人に1人の存在にならないといけません。
そこでAさんはお笑い芸人として100人に1人の存在になって、かつ美容師として100人に1人の存在になれば、『お笑い美容師』というカテゴリーができてしまう。
つまり『自分で混ぜて』つくってしまうんですよ」
なるほど、これだけは負けない!と自信があるものを2つ持つということなんですね!!
しかもそれは新しいカテゴリーを自分で作るといううこと。
たくさんの新しいカテゴリーが生まれそうで、楽しみですね。
引用元の記事URL:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130313-00000031-zdn_mkt-ind